沖縄・琉球風水師
「和来龍(わらいりゅう)」
2024年2月の琉球風水開運法
2024 / 02 / 01

琉球風水師 和来龍のおもしろ琉球風水


<2024年2月の琉球風水開運法>
 2月の沖縄は、プロ野球のキャンプで賑わいますが、ちょうど桜の季節を迎え、沖縄のあちこちで花に関する祭りが催されます。
 花見は気分転換を兼ねた風水開運法になりますから、野球だけでなく沖縄の花も楽しまれてください。

 さて、年が変わると運勢も変わります。
運勢学では節分を前年と新年の区切りとして立春から新年に入ると考えます。今年の節分は2月3日、立春は2月4日になります。
 恵方は「東北東」、干支の辰が巡る「東南東」も吉方です。
 琉球風水で占った2024年のキーワードは「努力」、「備え」、「飛躍」。「備えが調った人は努力が実って飛躍する年」になるでしょう。

 また、今年は「三元九運」の第8運から第9運へと20年ぶりに運勢が変わる大きな節目にあたります。
「三元九運」とは、180年〔十干・十二支の最小公倍数60年(還暦)と九星の循環する9年との最小公倍数が180年となる〕を一周期とする時間のサイクルのことです。
「九運」の一運は20年を単位とし、「三元」の一元は3運(20年×3運=60年)を単位としています。
「三元九運」は、上元(第1運・第2運・第3運)、中元(第4運、第5運、第6運)、下元(第7運・第8運・第9運)で構成されます。
 現在の「三元九運」の180年周期は、同治三年甲子=1864年~1883年の20年間を上元の第1運としてスタートしています。
 さらに、大元という180年を上元・中元・下元とする540年周期もあります。現在の大元は1504年から始まり2043年までです。

 2024年2月1日現在の三元九運は下元の第8運から第9運に変わる時期です。これまでは第8運の数字8が最も吉運が強かったのですが、2月4日から第9運に入ると、数字の8はエネルギーを消耗して「退気(たいき)」となって吉運が減退します。
 逆に数字9は「旺気(おうき)」を持つため最も吉運が強く、次にめぐる第1運の数字1が次いで吉運が強く「生気(しょうき)」、さらにその先の第2運の数字2が「進気(しんき)」となり吉とされます。

 第9運は、易の「離卦(りけ)」の象意「火、日、南、女性、美容、目、精神、学問、技芸、発見、名誉、争い、激しい、離別」が現れやすくなります。
 今後の20年間は、明るく社交的で先見性のある30代~50代の女性が注目され、活躍する機会が増える運があります。
 離卦の最も優れている象意は「明智」の徳です。愛情をもって知恵を生かす時代になるため、よりよい未来を築くための提案ができるように、現場での体験を通じて知識を実用の役に立つ知恵に高めておくとよいでしょう。

 一方で、争いは熾烈を極めます。個人から民族、国家に至るまで妥協することなく突き進んでいきやすく、分断や離別が起きやすい傾向があります。絶頂を極めた時には、すでに衰退、敗退の兆候が現れます。勝者、敗者に関係なく、両者共倒れ現象も起こるでしょう。お互いが存続するためには妥協して共存する知恵が必要となるでしょう。
 第9運は南に運が移るため、グローバルサウスのインドやトルコ、インドネシア、南アフリカなどの南半球の国々が世界に大きな影響を与えるようになるでしょう。

 また、2044年から180年前の1864年ごろは、産業革命によって近代工業化した西欧諸国がアジアを植民地化していく過程で、戦争が多発した時代です。ヨーロッパ諸国を中心とした第一世界大戦、世界中を巻き込んだ第二次世界大戦につながりました。
 その後も科学技術の進歩とともに兵器の近代化が進み、スパイ衛星やGPSを使った戦争、宇宙軍の創設など地球規模の戦争へと発展しつつあります。歴史の運勢周期から予測すると、火の象意を持つ第9運の2024年から2043年までの20年間は、ヨーロッパが発火点になって第三次世界大戦の危険が究極まで高まることが懸念されます。
 しかし、第9運には女性原理によるやさしさと協調の象意があります。競争・闘争の気を和らげて世界が平和に向かう道を開いていくのは世界中の女性たちなのかもしれません。

 第9運には日の象意もあるため、地球温暖化がさらに進み、異常な気象現象や森林火災の増加、干ばつ、冷害による作物の不作、漁獲量や家畜の減少などによる食糧危機が訪れる可能性もあります。 
 これからの20年は、地球温暖化や食糧不足など、人類全体の問題として私たち一人一人が「明智」をもって何らかの行動をしていく時代になるでしょう。

【節分と立春】
 2月3日は節分で、豆まきをして旧年の穢れを祓います。
 豆まきをして鬼を追い出す行事は中国の明時代の風習で、室町時代に日本に伝わり、「追難(ついな)」と言われる宮中行事となったようです。
 「鬼」というと日本では虎の毛皮を着て頭に角が生えている鬼を連想しますが、中国では悪霊や邪霊のような存在です。昔の中国では病気や怪我、仕事の不調、家族関係や人間関係の悪化は悪い霊たちの影響だと考えました。疫病神など悪いものを家屋敷から追い出して、替わりに福の神を招き入れることで新しい年を迎えようとしました。

 2月4日を過ぎると「恵方:今年は甲(きのえ)=東北東」からの運気も本格的に入ってきます。きれいに片づけられた清らかな空間には福の神が訪れて宿ります。住環境の整理整頓も行うとよいでしょう。いらないものは処分して、空間をスッキリさせればよい運が入りやすくなります。

【バレンタインデー】
 2月14日のバレンタインデーに備えて恋愛運をアップさせたい方は部屋をきれいに片づけて、部屋の中心から見た東北東にパワーストーンや縁起物を置くとよいでしょう。

【雨水】
 2月19日は二十四節気の雨水です。本土では、それまでに降った雪や氷が解けて水になり、降る雪も雨に変わる頃を意味します。日本は南北に長いので地方ごとに雨水の季節感は異なります。沖縄では雨水に関する行事は無いようです。

【十六日(ジュールクニチー)】
 沖縄の風習では旧暦1月15日(新暦2月24日)に生きている人たちの正月が明け、翌旧暦1月16日(新暦2月25日)は、” ジュールクニチー“と呼び、お墓にご馳走を供えて先祖の方々の正月を一緒に祝います。この行事は宮古、八重山などの離島では今でも行われています。昨年の旧暦1月16日以後に亡くなって新しく仏様になった方がいらっしゃる家庭では、お墓参りだけでなく自宅で焼香の儀式もあります。

【今月の祝い事によい吉日など】
2月の吉日は11日(祝)、16日(金)、23日(祝)、28日(水)。
ラッキーアイテムは陶磁器、キッチングッズ、チョコレート、豆乳。
ラッキーカラーは黄、白、ゴールド。




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